尚美日記vol6
2026-07-09
アニマよ目覚めよ
*『当時は、「女性的」な声として聞こえていた「もう一つの声」(すなわち、<ケアの倫理>の声)とは、実のところ<人間の声>の一つなのだということです。それは、家父長制の声とは異なります。家父長制の声から聞こえてくるのは[男か女の二つの性しかないとする]性別二元論や、ジェンダーによって上下を割り当てる階層構造にほかなりません。(・・・略)このような事情の下では、この<人間の声>は抵抗(レジスタンス)の声となり、<ケアの倫理>は解放の倫理となります。』
私たちは、今、目の前で見えているその人がたとえ笑顔で、穏やかで、凛として、感情を露にされず、周囲に温かい配慮をされているように見えても、その人間としての心の有り様を理解しようとする人が一人でもいることが望まれると思うのです。同じ痛みを一人でも感じ取れたなら、彼女の一生は不自由さの鎖に繋がれなかったことでしょう。私達、一人一人にできること。それは、笑顔の向こうの心が本当に自由で、本当に幸せである事への願い、思い、繋がり、感じる心、それを伝える勇気、関わる“愛”を持ちたい思いました。

